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【出社 VS リモートワーク】なぜ企業は「原則出社」を選ぶのか?日本の働き方の未来を考える

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先週は温かい、というよりむしろ少し暑いくらいだった気温が、今週でまた一気に下がりましたね…。また来週は気温が上がるらしいので、寒暖差で風邪をひかないように気を付けましょう😭

 

さて、今日はよく話題に上がる「出社VSリモートワーク」について、考えること・思うことをまとめて書いていきたいと思います。

というのも、現場仕事などリモートワークができない職業は仕方がないと思いますが、「リモートワークができる仕事なのに、原則出社にしている会社は何なんだ?!」という不満を長年抱いてきたからです(ㆆ_ㆆ)

リモートワークの実施率は年々低下傾向

最近、日本でリモートワークから完全出社に戻す企業が増えていると感じていませんか?実際その通りなんです><

元々ほとんどの会社が完全出社だった日本も、コロナを機に一気にリモートワークが浸透していきました。コロナ禍初期には、東京都のリモートワーク導入率は約5割にまで上昇しました。(パーソル総合研究所の調査

しかしコロナが落ち着くつれて徐々に出社に戻す会社が増え、2024年3月時点では14.8%まで低下。(日本生産性本部の調査)そして2025年1月時点には14.6%にまで低下してしまいました。(共同通信

出社VSリモートの議論はなぜ繰り返されるのか?

リモートワークが普及して以降、企業によって対応が分かれ、出社回帰の流れも出てきています。その中でよく目にする意見がこちらです。

  • リモートワークだと社員はサボる
  • リモートワークだとパフォーマンスは上がらないから出社するべき
  • 海外では完全出社に戻しているから日本も戻すべき

このように様々な意見が出てきていますが、本当にそうなのでしょうか?><

一つ一つ考えていきたいと思います!

「リモートワークだと社員はサボる」について

確かに、リモートワークだとサボる社員はいるでしょう。しかし、僕はそういうことを言う人に、「では出社している人は全員サボらず働いてるのか?」ということを強く投げかけたいです!(#^ω^)

出社していてもサボっている人はいるじゃないですか!「頻繁に行くタバコ休憩」「トイレの個室に長くこもる」「雑談」などなど。逆にリモートワークでもしっかり働く人は働きます。つまり、環境ではなく個人の問題です。

「リモートワークだとパフォーマンスは上がらないから出社するべき」について

「この社員はリモートワークではパフォーマンスが上がらなかった。だから出社させよう。」そう言っていた部長が、以前働いていた会社にいたことを思い出しました…。

単純に疑問なのですが、リモートワークでパフォーマンスが上がらなかった社員は出社すると上がるのでしょうか…。それって単に近くで監視できる安心感」にごまかされているだけなのでは?もし本当に出社してパフォーマンスが上がったのなら、それは業務のやり方を変えただけで、それなら出社しなくても改善できたのでは?と思いました。

もちろんリモートワークへの向き不向きはあるので、本当にリモートワークの環境が合わない人を出社に切り替えるのは適切だと思いますが、なんだか「とりあえず出社にしよう(対面にしたら良くなるはず)」という安直な考えを持った人が多いなという印象です…。

「海外では完全出社に戻しているから日本も戻すべき」について

自分が以前勤めていた会社もそうでしたし、他の会社にも、「海外が出社回帰しているから、日本も完全出社にするべき」と主張する経営者が多くいます。しかしここで僕が言いたいのは、「コロナ禍が少し落ち着いてきても海外がリモートワークを継続していた時には何も反応しなかったくせに、海外が出社回帰した時にだけそれに便乗するのは都合が良すぎないか?」ということです(#^ω^)

都合のいい時にだけ海外の例を引き合いに出されても説得力が全くありません!

完全出社がもたらす問題

日本と海外とでは労働環境が異なります。そして今の日本で完全出社がもたらす問題は大きいです。

都市集中・通勤負担の問題

日本の企業は東京や大阪などの都市部に本社を構えることが多いので、労働者は都市に集中してしまいます。そのため、地方在住者が良い仕事に就こうとすると、都市部に引っ越すか、長時間通勤するしかありません。

しかしリモートワークが可能なら、地方在住でも都市部の仕事に従事できるので、これらの問題を緩和させてくれますよね。

満員電車・通勤ストレス

日本の通勤事情は過酷で、特に首都圏では通勤ラッシュが本当に問題であることは、皆さんご存知だと思います。(「通勤ラッシュ」と書いて「戦場」と読みます。)朝の満員電車は身動きが取れないほどの混雑なので、これが毎日続くとなると相当ストレスですよね…。職場に行く前段階でイライラ+ヘトヘト状態になるので、仕事の生産性にも確実に悪影響を与えますよね。(それこそ新卒時代は、「毎朝満員電車で疲弊するこの時間に給与が発生しないのはなぜなんだろう…。」と思ってしまうほどくたびれていました…。)

しかしリモートワークができれば、この地獄の通勤時間は削減できます。さらにその削減できた時間を仕事やプライベートに有効活用できるので、気持ちの面でも体力面でも余裕が生まれますよね!

また、実は海外では、通勤時間が1時間以上ならリモートワークが推奨されることもあるんですよ。でも日本ではこの考えもまだ浸透していない状況です。

ワークライフバランスの問題

日本では「長時間労働が美徳」とされる文化がまだ根強いです。「残業をたくさんしている人=頑張っている」という謎の評価を行う会社が未だに多いのは、これが原因ですね…。なのでリモートワークをすると「リモート=効率的」ではなく「リモート=楽をしている・サボっている」と見なされがちなのかなと思っています。

しかしやるべきことをやっていて結果を出せているなら、出社でもリモートワークでもいいはずです!それにリモートワーク実施率が高い国では、仕事の生産性が向上し、労働者の満足度も高まっているという結果も出ているんですよ!(野村総合研究所の国際比較調査

出社とリモートではコミュニケーションの取り方が違う

対面と非対面では、コミュニケーションの方法が違うのは当たり前です。対面である出社勤務なら、人の表情や空気感を感じ取りやすいですし、すぐに声をかけて相談することができます。

一方で非対面のリモートワークでは、テキストやビデオ会議を活用し、要点を整理して伝える力が求められます。

このコミュニケーションだけ見ると、気軽に相談しやすい出社の方が良く見えるかもしれませんが、直接話して相談するより、テキストコミュニケーションの方が得意で合っているという人もたくさんいます。つまり、人によって「どちらが合うか」は違いますよね?

なのに、「リモートではコミュニケーションが取りづらいから出社すべき」と当たり前のように主張する出社派の声が多いんですよ!でも、リモート派の人たちは「出社派の人たちもリモートで働け」とは言いませんよね?この構図にすごく違和感を感じているんです(# ゚Д゚)

結局、リモートワークの環境に適応できない出社派の人たちが、「非対面の環境に合わせる努力」をせず、リモート派の人たちに「出社しろ」と強要しているようにしか思えません。

だからこそ、どちらかに統一するのではなく、働く人が「自分に合った働き方」を選べる環境を整えるべきじゃないですか?出社が合う人もいるし、リモートが合う人もいる。それだけの話なのに、「出社派に合わせるのが当然」と言われるのは本当に理不尽です!!!!!

出社VSリモートワーク →どちらも選べるのが最適では?

リモートワークには「通勤時間の削減」「場所や時間にとらわれず働ける」「仕事とプライベートのバランスがとりやすい」といったメリットがあります。

一方、出社にも「周りとコミュニケーションがとりやすい」「仕事のオンオフがつけやすい」といったメリットがあります。

なので「フルリモートにするべきだ!」「リモートワーク中心の働き方にするべきだ!」とまでは思いませんが、「全員原則出社」にする必要性も感じません!どちらも選択できる柔軟性のある会社であればいいではないですか!!!!(蓮〇さん「『原則出社』でないとダメなんでしょうか?『出社とリモートのハイブリッド勤務』ではダメなんでしょうか?!」)

リモートワークさせないための理由探しはやめよう

リモートワークに否定的な人の意見で良く見る意見として、下記があります。

  • リモートワークの社員を評価するのは難しい
  • リモートワークで働くためには高度なスキルが求められる(だから適用できる人は少ないだろう、という偏見)
  • DX化が進んでいない企業はそもそもリモートワークできない

それぞれに対する意見を書いていきますね!

「リモートワークの社員を評価するのは難しい」について

評価する上司や経営者は、これまでは出社して対面で接していた社員を評価してきただろうから、確かにリモートワークしている社員を評価するのは難しいと思います。しかし、それならこれからリモートワークの社員も評価できるような評価制度を作ればいいではないですか!!評価制度は時代や会社の成長に合わせてアップデートしていくべきものなので、むしろそのいい機会であるはずです。

「リモートワークで働くためには高度なスキルが求められる」について

「リモートワークをするためには、『計画性』や『作業スピード』、『レスポンスの速さ』、『集中力』、『マルチタスクへの対応力』といった多くの高度なスキルが求められる。出社して仕事する以上に能力が高くないとリモートワークはできない。」

このような意見を見たことがあります。求められるスキルについては、確かにそうだと思います。ただ、これって出社して仕事するときも求められるスキルですよね?つまり、これらはリモートワークだから特別に求められるスキルではなく、働く上で求められるスキルです。なので「出社して仕事する以上に能力が高くないとできない」というのは大げさだと思いました。

リモートワークできない理由を探すのではなく、リモートワークをできるようにするためには何をすればいいのかを考える企業が増えてほしいものですね(´;ω;`)

「DX化が進んでいない企業はそもそもリモートワークできない」について

DX化を進めてください!!!!

DX化の遅れを言い訳に「出社しないと仕事が円滑に回せない」という企業がありますが、それならDX化を進めればいいんですよ!!そもそも現代でDX化の遅れって企業としてかなり深刻な問題だと思います。DX化を進めることもせずに「原則出社」は脳死です。

信じすぎてはいけない、求人票の「リモート可」の記載

少し話がそれてしまいますが、リモートワークに関わる注意点も書きたいと思います。

それは、リモートワーク可の求人票の確認方法です。

というのも、「リモート可」の認識がズレている求人が多いんです…。僕は「リモート可」と書かれた求人を見つけたら、「リモートは週2~3日程度利用できるのかな」と思うのですが、詳細を見てみると「介護や育児など特別な事情のときにリモート可(つまり基本完全出社じゃん)」や「上司に相談の上リモート利用可能(ということは基本完全出社じゃん)」、「週1日リモート可(ほぼ完全出社じゃん)」といったものが結構多いんです( ゚Д゚)このリモートの内訳が求人内に書かれていればまだいい方で、悪質なのは求人には書いてなくて、面接で質問して初めて知るケースです。ここまでくると、結局リモートワークができると見せかけて応募者を集めようとしている詐欺求人じゃん!!!って思ってしまいますよね。

あと「リモート相談可」の表記も注意ですよ!僕の経験上、「リモート相談可」の求人は全て「介護や育児など特別な事情のときにリモート可」でした😇

これからの働き方:企業の柔軟性が生き残るカギ

日本の少子高齢化は今後もますます進んでいき、人手不足は確実に深刻化していきます。そんな労働人口が減少し続けている中、企業側が働き手を確保するには柔軟な働き方を提供する必要があります。

また日本では共働き家庭が増え、家庭と仕事の両立が大きな課題になっていますよね。リモートワークが可能であれば、育児・介護の負担を分散しやすくなるのに、これが原則出社の環境だとワークライフバランスが悪化するのは当然です。

そしてリモートワークができる仕事だったら、地方在住の人材や子育て世代も働きやすくなり、人材確保にもつながります。リモートワークの需要は高まっているのですよ!

実際、日本生産性本部の調査では、テレワークを実施していない人のうち、自宅勤務を希望する割合は36.9%と報告されています。(日本生産性本部の調査(2025年1月))加えてパーソル総合研究所の調査では、テレワーク実施者に対する今後のテレワーク継続希望を尋ねたところ、80.9%が「続けたい」と回答しています。(パーソル総合研究所の調査(2024年7月)

よって、今後は労働者に柔軟な働き方を提供できる企業が生き残り、逆にリモート可能な仕事なのに完全出社を強制する企業は淘汰されていくでしょうね…。

結論:柔軟な働き方を選べるのがベスト

「出社VSリモートワーク」で「どっちを取るか」を考えるのではなく、どちらも選択できる環境を整えるのが理想ですよね。「全員一律でリモートワーク」でも「全員一律で完全出社」でなくてもいいはずです。

そしてできない理由ではなくできるための理由を探すのは、業務を進める上でも制度を整える上でも必要なことです。

出社とリモートワークが共存する企業が増え、一人でも多くの人の仕事探しやキャリアの選択肢が増える世の中になるといいですよね!