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【体験談】急に耳が詰まって聞こえなくなった!これは耳管開放症?鼻炎?

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出典:FineGraphicsさんによる写真ACからの写真

皆さんは耳に違和感を感じたことがありますか?少し聞こえにくくなったり耳鳴りがしたりといった体験をしたことがある人は多いと思います。

今まで耳に悩まされたことがなかった僕ですが、7月から急に耳が詰まってしまい、聞こえにくくなり困った体験をしました。

今回はその時の状況や起こした行動などを紹介いたします。

★この記事はこういった方におすすめ★
  • 同じように耳が詰まって困っている。
  • 耳の症状について詳しく知りたい。
  • 耳が詰まってしまった時の対策を知りたい。

 

起こった出来事や行った行動などを、時系列順に説明いたします。

 

7月中旬

仕事から帰宅し鼻歌を歌いながら晩御飯を作っていると、何やら左耳に何か詰まったような感覚があり、音や声が若干聞こえにくくなっていることに気づきました。飛行機上昇時に耳が詰まるのに似た感覚です。試しにあくびをしてみると、少し通りが良くなったような気がしたので、その時はあまり気にしませんでした。

7月下旬

しかしそれから1週間ほど経ったある朝。起きると左耳の詰まり具合が圧迫感を感じるほどになっていました。あくびしても良くならず、耳を傾けたり耳抜きをしたりと試みるもどれも効果なし。さらに左耳だけ何か重いもので蓋をされているのではないかと感じるほど、聞こえにくくもなっていました。これはいけないと思い、近所の耳鼻科に予約を取りました。

 

病院で受診

病院で症状を伝えると、早速以下の3つを行ってくれました。

  • 聴力検査
  • 耳にゴム管を入れて鼓膜の動きを確認
  • 専用機器で実際に耳の中(管)をチェック

結果から言いますと、全て異常なしでした。

聴力検査は少し低音が聞き取れていない印象はあるものの、いたって正常。鼓膜の動きも正常に機能していて、耳の管も異常なし。その結果をすぐに信じることのできなかった自分は、改めて自分の耳の違和感と状況を先生に伝え、本当に耳に異常はないのかと再度確認しました。

といいますのも、病院に行く前に耳の詰まりについて調べたところ、「耳管開放症」という症状をみつけたことが、自分の不安をさらに強くしたからです。

耳管開放症とは

耳管開放症とは、その名の通り「『耳管』が『開きっぱなし』の状態」のことです。耳管とは、鼻と中耳腔をつないでいる管の部分を指し、外気の気圧と中耳腔の気圧を調節する働きを持っています。

言葉だけではわかりにくいと思いますので、以下に耳の構図の画像を記載します。

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出典:

耳管開放症 | 病気スコープ

 この耳管は普段閉じているのですが、ここが開いた状態になると、耳が詰まった感じがするといった症状が起きます。

具体的な症状

具体的な症状は以下の3つです。

  1. 耳が詰まった感じがする。
  2. 自分の声が大きく聞こえる。(頭の中で響く)
  3. 呼吸する音が大きく聞こえる。

どれも自分が感じた症状ばかりだったので、耳管開放症である可能性をなおさら疑ってしまいました。特に困ったのが2の症状でした。これにより自分の声のボリュームがわからず、仕事でもプライベートでも人と話がしにくくストレスがたまりました。

先生の回答

耳管開放症の具体的な3つの症状があった自分ですが、それでも耳管開放症ではないと言い切る先生の根拠は以下の2点でした。

  1. 耳管が正常であること。
  2. 横になったり耳を傾けてもあまり改善されないこと。

1についてですが、耳管開放症の人の耳管はふにゃふにゃに曲がっているとのこと。しかし僕の耳管はまっすぐ通っており正常でした。

また2についてですが、耳管開放症の人のほとんどは、寝る(横になる)と改善されるとのこと。しかし僕は寝ても全く詰まりが取れなかったので、この2点から判断しても、耳管開放症ではないということでした。

では何が原因なのか

耳管開放症ではないことに安心はしたのものの、何が原因なのかという点がわからないモヤモヤは残りました。先生の話を聞いていくと、鼻炎が原因である可能性が高いということでした。幼少期から鼻炎持ちである自分ですが、今まで耳に影響が出たことがなかったので、まだその結果を信じることはできませんでした。とりあえずその日は炎症止めと一応点耳薬ももらい、1週間様子を見ることになりました。

8月上旬

処方された薬を飲み続けるも、一向に良くなりませんでした。そして薬をちょうど1週間分飲み切ったタイミングで再度病院へ。改めて状況を伝えると、「では耳から直接詰まっているものを抜いてみましょう」と言われ、鼻と耳に管を通されました。そして耳から水抜きのようなことをしてもらうと、確かに水を吸う音が聞こえました。

「耳痛みますか?」と聞かれましたが、耳は全く痛くなく、むしろ左の鼻がとても痛かったのです。そのことを伝えると、以下の2点から、鼻炎により耳に水がたまったせいで、耳が詰まったり聞こえにくかったりといった症状を引き起こしていることがわかりました。

  • 耳から水を吸っている音が聞こえる。
  • 耳ではなく鼻に痛みを感じる。

正直、鼻の詰まり具合はいたって普通だったので特別鼻炎がひどくなっているとは感じていなかったのですが、検査の結果、結構炎症を起こしてしまっていたようです。また喉にも炎症が起きていることがわかりました。こちらもあまり自覚症状がなかったので、自分の感覚だけを頼らずにしっかり検査してもらう大切さを知りました。

原因は鼻炎ということが確定したので、その日の薬は鼻炎の炎症止め(+喉の炎症止め)を改めてもらい、点耳薬はなしになりました。

8月下旬

それから薬を飲み続けて1週間が経ったとある日の昼。眠くてあくびをした瞬間、左耳からポンッと抜けた音がしました。すると詰まりがなくなり、聞こえやすくなっていたのです!これならいけるかもと思い耳抜きをしてみると、右耳の詰まりもなくなり前と同じくらい聞こえるようになっていました。やっとここまで回復したかと思いつつも、まだ安心できないと思い、薬をしっかり飲み続けた結果、全て飲み切った頃にはほとんど気にならないくらい回復しました。

現在

その後改めて病院へ行ってみると、鼻炎と喉の炎症も回復し、耳の水もほとんど抜けてくれたようでした。ただ、まだ完治というところまではいっていないので、念のためにまた炎症止めを出してもらいました。飲みきって大丈夫そうであれば再受診は不要ですが、また少しでもおかしいと思ったら受診しに来てくださいとのことでした。

耳の詰まりが取れるまで約1ヶ月半かかりました。長かった…。基本的ですがとにかく大切だと思ったのは、少しでも違和感を感じたらすぐに病院へ行くことでした。身体の違和感は放っておくとあとで取り返しのつかないことにもなります。何もなかったらそれはそれでいいことなので、自分だけで解決せずにプロの先生を頼ることが回復への一番の近道ですね。

皆様も耳に違和感を感じたら、先延ばしにせずにすぐに病院へ行きましょう!